北前船
 そもそも北陸には近江商人の雇われ船頭が多くおり、日本海や北国諸藩、蝦夷(北海道)などからの荷物を運搬していました。この船頭たちが「北前船」の船主へとなっていったそうです。北前船の名称は「菱垣廻船」や「丸子船」と違って、その船体構造に由来しません。北前船は瀬戸内の弁才船が北陸地方で独自に進化した形状だったようです。
北前船の特徴としては、菱垣廻船などの多くの廻船が荷主の以来を受けて荷物を運搬する「賃積み制」であったのに対し、北前船は船主が荷物を買い取って(荷主となって)、商売をしながら運送する「買積み制」という方法を取っていたことです。
北淡海・丸子船の館 〒529-0721 滋賀県長浜市西浅井町大浦582
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